この記事でわかること
- 薬なしで血圧を下げられる段階とそうでない段階の見分け方
- 3ヶ月で血圧が下がった人が実践した食事法
- 今日から始められる血圧を下げる食べ方
- 絶対に受診が必要なケース
「薬は飲みたくない」は正しい気持ち
高血圧と言われたとき、「できれば薬に頼りたくない」と思うのは自然なことです。
実際、高血圧の初期段階(収縮期血圧140〜159mmHg程度)であれば、食事と生活習慣の改善だけで正常範囲に戻せるケースが多くあります。
ただし条件があります。「正しい方法で・3ヶ月継続する」ことです。
まず確認:あなたは食事で改善できる段階?
食事療法が有効な段階:
- 収縮期血圧:140〜159mmHg
- 拡張期血圧:90〜99mmHg
- 合併症なし(糖尿病・腎臓病・心臓病がない)
- 発症してから数年以内
すぐに受診・薬が必要な段階:
- 収縮期血圧:180mmHg以上
- 頭痛・めまい・動悸・息切れを伴う
- 糖尿病・腎臓病・心臓病を合併
- 家族性高血圧(遺伝性)
自分がどちらかわからない場合は、まず医療機関で相談してください。
血圧を下げた人が実践した食事法
①「減塩+カリウム補給」をセットでやった
血圧を下げるには「塩を減らす」だけでは不十分です。カリウムでナトリウムを排出するというセットが必要です。
カリウムを増やした食材:
- バナナ(毎朝1本)
- アボカド(週3回サラダに)
- ほうれん草(おひたしで毎日)
- わかめ(味噌汁に毎回追加)
- 枝豆(夕食の副菜に)
減塩の工夫:
- 麺のつゆは半分残す
- 醤油は「かける」より「つける」
- 減塩醤油・減塩味噌に切り替える
②青魚を週3回食べた
EPAやDHAは血管の炎症を抑え、血管を柔らかく保ちます。動脈硬化が進んでいると血圧は下がりにくいため、血管自体を改善することが重要です。
実践した取り方:
- サバ缶を週3回(昼食に)
- 夕食に焼き魚(アジ・鮭)を週2回
「サバ缶を昼食に週3回食べるようにしただけで、3ヶ月後に収縮期血圧が10mmHg下がった」という方がいます。
③アルコールを減らした
アルコールは一時的に血管を広げて血圧を下げますが、長期的には血圧を上げます。
目安:
- 日本酒1合・ビール500ml・ワイン2杯以内/日
- 週2日以上の休肝日
「毎日缶ビール2本を1本に減らし、週3日休肝日を作った」方が、3ヶ月で収縮期血圧が15mmHg下がりました。
④体重を2〜3kg落とした
体重1kgの減少で収縮期血圧が約1mmHg下がると言われています。食事改善と合わせて体重を管理すると効果が倍増します。
食事で体重を落とすポイント:
- 夜の糖質を減らす(白米→半量に)
- 間食をやめる
- 食べる順番を変える(野菜→たんぱく質→糖質)
⑤毎日30分歩いた
有酸素運動はHDL(善玉コレステロール)を増やし、血圧を下げます。食事と合わせて行うと効果が2〜3倍になります。
「食事改善だけでは5mmHgしか下がらなかったが、毎日30分のウォーキングを追加したら合計15mmHg下がった」という方がいます。
3ヶ月の実践プラン
1ヶ月目:やめることから
- 麺のつゆを飲み干すのをやめる
- 甘い飲み物をやめる
- アルコールを半分に減らす
2ヶ月目:足すことを始める
- 毎朝バナナ1本
- 毎食わかめ入り味噌汁
- 青魚を週3回
3ヶ月目:継続+運動追加
- 上記を継続
- 毎日30分のウォーキング追加
- 血圧計で毎朝測定(記録をつける)
血圧を毎朝測ることが重要な理由
血圧は1日の中で大きく変動します。「病院で測ると高い(白衣高血圧)」という方も多いです。
正しい測り方:
- 毎朝起床後・トイレ後・朝食前
- 静かに2分座ってから測定
- 2回測って平均を記録
自宅での測定値の方が実態に近いため、記録をつけて受診時に持参すると医師も判断しやすくなります。
こんなときは必ず受診を
食事改善を3ヶ月続けても:
- 収縮期血圧が150mmHg以上のまま
- めまい・頭痛・動悸がある
- 血圧の変動が大きい(朝と夜で差が大きい)
このような場合は迷わず受診してください。薬は「悪いもの」ではなく、血管を守るための手段です。
まとめ:血圧を下げた人が変えたこと
✅ 麺のつゆを半分残す(減塩)
✅ 毎朝バナナ1本(カリウム補給)
✅ 毎食わかめ入り味噌汁(マグネシウム+カリウム)
✅ 青魚を週3回(血管を柔らかく)
✅ アルコールを半分に減らした
✅ 毎日30分のウォーキング
薬を飲む前に、まず3ヶ月だけ試してみてください。それだけで人生が変わることがあります。
この記事を書いた人:いっしん(看護師歴10年以上・元飲食経営者)
専門:予防医学・食事療法
運営:yoboshoku.com


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